2013-11-14

旅(VIAJE)・ピレネー、アンドラ公国(ANDORRA, LES PYRENEES)


<アンドラ公国>






 
 
 
 
 
アンドラ公国。 ピレネー山中にある、フランス大統領とスペインのウルヘル(ウルジェイ)司教を国家元首とする小国家です。
人口8万人程度、金沢市と同じくらいの大きさとの事。 (なぜ「金沢市」が引き合いに出るのか不明ですが。 きっと北陸の人が
書いた情報があちこちで引用されているのでしょう。)


8世紀、シャルルマーニュがピレネー山中においたスペイン辺境領の一つ、ウルヘル伯領を起源とします。
13世紀、領主であるフォワ泊との共同統治となりますが、フォワ泊の権限はその後ナヴァラNavarra王家を経て、16世紀、
アンリ4世を介しフランス王家に帰属。王政廃止後はフランス大統領に引き継がれたという歴史があります。
正式な独立国家となったのは1993年。

(*参考: Navarraは現在の北スペイン。フォワは現在はフランスに属する街。 「ナントの勅令」で有名なアンリ4世はナヴァラの
王であり、その後フランス王となった(ブルボン家)。)


と、歴史の話はともかく。

現在のアンドラは免税天国で、首都アンドラ・ラ・ベリャには免税店が立ち並んでいて近隣諸国からの買物客が多いとの事。
フランス側よりバルセロナからの方がアクセスが良く、バス(一日数本)で3時間。 言語も、カタルーニャ語の次はフランス語
よりスペイン語の方がポピュラーな印象でした。

首都アンドラ・ラ・ベリャ Andorra la Vellaは、スキー場か温泉街かという雰囲気の場所に近代的なビル・免税店が林立して
いる都会。
電化製品やブティック、時計・宝飾店、ガソリンスタンドETC。 普通のお店すらほとんどない様子で、あまり生活感もない。
ピレネーの真ん中に何故こんな場所があるのか? 謎、という感じです。 旧市街は街の一角にわずかに残るだけ。

山間の町。 街の真ん中にはバリラ川が流れ、どこにいても水音が聞こえそう。 本当に温泉街みたい。 でも、免税街なんです。。。
その話も聞いていて、「まあ、一度アンドラというところへ行ってみよう」と来たのですが。 百聞は一見にしかず、でした。

でも、町を一歩出れば、緑豊かな自然、スキー場、そしてロマネスクの教会や村が点在する素朴で素敵な田舎。
という事で、地方を回るのも訪問の目的。



バスツアーBUS TOURISTICの開催日と訪問スケジュールを合わせ、予めメールで予約。 指定されたバス停からバスに
乗り込みます。 ガイドはフランス語とスペイン語とか?乗客にあわせて。
(オーディオガイドもあります、日本語はありませんが^^; 英語とフランス語を借りて疲れました。 スポット毎に降車する
ので、そのうち誰のだかわからなくなり、気づくとスペイン語のを持ってたり。)

山中の小さな小村PALとロマネスクのサン・クレメントSt.Clement教会は、想い描いたアンドラのイメージそのままでした。
LA MASSANA地区やORDINO村等々を通過、景色良し。

そして、山頂近いCOMA D'ARCALIS。素晴らしい景観です。冬はスキー場になっていて、リフトの終点まで上りました。
アンドラでも一番高いあたりなのかな?かなり涼しいです。 何もない草むらにヤギが一頭、めぇーー。 みんなも(私も^^;)
一緒に、めぇーと言ってました、のどかなツアー。

その後、ANDORRA LA VELLAに戻り解散。 所要3時間半程度。
アンドラの地方が見れる素敵なツアー。 夏季のみ?で週に数回しかなく、それぞれ内容(訪れる場所)が少しずつ違うよう
です。 車無しでアンドラに行くなら、絶対オススメ。
(詳しくはアンドラ公国のツーリストオフィスのHPを参照し、メールで問い合わせます。)
http://visitandorra.com/en/website-utilities/andorra-tourist-guides






<PAL村>
バスツアーにて訪問。ロマネスクの教会が素敵です。





夜はミシュランに載っていたPAPANICOというBARにて。 ソーセージ3~4種盛りとツナサラダ、赤ワイン。
そうしてアンドラの夜も更けていき。 部屋でゆっくりとCAVAを飲みながら、幸せな眠りについたのでした。


翌日はバルセロナへ戻ります。直行バスで3時間、本当にノンストップ。(休憩無し。バスにトイレが付いています。
鍵は運転手さんからもらいます。 誰も使ってなかった。。)

朝食は、アンドラのバスターミナル正面のBARにてスペイン・カフェオレCAFÉ CON LECHEとチョコクロワッサン。
スペインではいつもこのパターン。 少しだけ生活感を感じながら、アンドラを後にします。

この旅もそろそろ終わり。 バルセロナに戻ったら、いつものBARで一杯飲んだ後、ガウディでも訪問しましょうか。


 
 

<アンドラ公国の首都、Andorra-la-Vella アンドラ・ラ・ヴェリャ> 
 
 
 
 
 
 
 
 

<アンドラ・ラ・ヴェリャ 旧市街>
街の一角にあります。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 




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イギリスの人気ブランド

(初めて見つけたのはパリ。 堂々とヘンな日本語が、ちょっと衝撃でした。) 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
<PAL村の風景> 
 
 
   
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 

<PAL村、サンクレメントSt.Clement教会の回廊>

 
 
 
 
 
 
 


<サン・クレメント教会の鐘楼>
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 

<山頂 COMA D'ARCALIS>
冬は良いスキー場とのこと。
 

 

  




<山頂のヤギ>

 
 
 
 


バスターミナル近くのBARでの朝食>
CAFE CON LECHE(スペインカフェオレ) とチョコクロ。